たじまのしぜん

カルガモ

夏留鴨?

彼岸花が咲く季節になると、小型のコガモが北の繁殖地から越冬のために真っ先に飛来します。同じ頃、カルガモの数も日ごとに増えてその姿が目立つようになります。

カルガモはカモの仲間では大型の部類に入ります。緑色の首をしたマガモと同じくらいの大きさですが、マガモより軽いので「軽鴨」の名がついたという説もあるとか。

この写真は春先のカルガモのペアを撮ったものです。カルガモは雌雄同色ですが、繁殖羽に換わると雌雄の差に気づくようになります。右がオス、左がメスです。オスの方が明らかにコントラストが強く、メスよりも全体的にメリハリのある羽根色です。

カモのメスは地味な茶色をしているものが多く、ともすればカルガモとの識別が難しいかもしれません。カルガモの一番の識別ポイントは、黒いくちばしと先端の黄色。他のカモでこの特徴を持つものはいないので、くちばしを見てカルガモを識別するのが確実です。

カルガモは、春になると北の繁殖地に渡ってしまうグループと、そのまま越冬地周辺に留まるグループに分かれます。但馬内で繁殖するカルガモも少なくありません。多くのカモはシベリアや北極圏で繁殖し、日本に越冬飛来する冬鳥です。当地で繁殖するカルガモは一年を通して見られる留鳥です。

写真は田植えの終わった6月の水田のカルガモ。シラサギと一緒に行動しています。カルガモの漢字表記を「夏留鴨」とし、夏でも留まる鴨として特徴を表すこともあります。

7月中旬、カルガモの親鳥が、幼鳥をひきつれて農道を歩いているところに遭遇しました。もうかなり大きく育っていますが、幼鳥らしい色合いとあどけなさを持っています。この後、水田に入り、一列に並んで泳いで遠ざかりました。カルガモの親子の路上行進は、大都会の人工池周辺などでもよく時候のニュースとしてお茶の間を賑わします。

この写真、たまたま巣立ったばかりのコウノトリの幼鳥にレンズを向けているとき、コウノトリの前を右から左にカルガモの幼鳥がチョコチョコ歩いて行きました。

カモの世界では、異種間の交雑がよく起こります。この写真はマガモとカルガモの交雑種です。矢印で示した部分にそれぞれの種の特徴が出ています。マガモ+カルガモ=マルガモという呼び方もされています。

カルガモは鴨の中でも私たちの最も身近な存在です。1年を通して水辺や河川で観察できますので、特徴を覚えておくと、冬のカモのシーズンになると消去法で他のカモの識別もできるようになるでしょう。

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