庭の花が寂しくなる11月、やっとノジギクが咲き始めます。小春日和の午後、そっと近づくと、たくさんの虫たちの羽音が聞こえてきます。最初に紹介するのはシマハナアブ。最も個体数が多い訪問者です。胸に横向きの線があり、おなかの模様がすっきりしています。オスとメスで少し模様が違います。
ややずんぐりした体型。胸に縦じま。お腹の黄色い紋が目立ちます。複眼が不思議な模様。シマハナアブに交じってやって来ます。
他のアブよりやや大きくてクマバチを小さくした様な体型。お腹の黄色のラインが特徴。他のハナアブと特徴が異なるので識別は簡単です。
ハエとアブは同じグループ。ハチとちがって後翅が退化して、翅が2枚。ツマグロキンバエは花を訪れる小さなハエです。
ミツバチは、春早くから秋遅くまで活動して、いろいろな花にやってきます。ノジギクにも時々やってきます。ニホンミツバチもいますが写真はたぶんセイヨウミツバチ。
このハチも以外とよく見かけます。少し腹の長い変わったハチがいるな、と思ったら、たぶんこれ。
ノジギクの側で咲いていた黄色のキクに、常連のアブがいました。単にハナアブといったらこれ。秋はそれほど多くありません。
ヒラタアブの仲間にはたくさんの種類があります。いろいろな花にやってくる小さな、可愛いアブです。春はヒメジョオンなどでよく見られます。ノジギクが終わるともう冬もすぐそばです。