県下最高峰「氷ノ山」のふもとに位置する養父市別宮(旧関宮町)は鉢伏高原の手前にある東鉢伏高原に位置します。今回ご紹介する「大カツラ」はこの東鉢伏高原と鉢伏高原の間にございます。
但馬でも美しいとされる棚田の景色は香美町小代区の「うえやま棚田」や香美町村岡区「和佐父棚田」が有名でありますが、こちらの「大カツラ」周辺も美しい棚田が広がっており、背景に「氷ノ山」があるとても素晴らしい絶景ポイントでございます。
養父市観光協会のHPによるとこの大カツラの由来は、弘法大師・空海が諸国巡歴の途中にこの地に立ち寄り、教海寺を開いて別宮を発足させ、このカツラを水の神木であると告げたという言い伝えがあるということです。
樹高:27m
株の周囲:14m
枝張り直径:24m
兵庫県指定の天然記念物に指定されている巨木であります。
なんだかものすごいパワーを秘めた感じが伝わってきますね。
このカツラの木の根元からは「大カツラの清水」と呼ばれる湧き水がフツフツと湧き上がっており飲用することもできます。
トイレ付きの東屋の側にこのように湧き水を飲用できるように整備してあります。この御神水とも呼べる湧き水をいただいてみますと「むちゃくちゃ冷たーい!」 最高です。この日は但馬地方は最高気温35度を超える猛暑日でありましたが、天然の冷たーい水を体に入れた途端にスッと体の芯から涼しくなっていきました。お味もまろやかで本当に美味しいですよ。まだまだ残暑厳しい夏が続きますのでぜひこちらの清涼スポットへお出かけください。
今でも約130の水田が残る「別宮の棚田」緑が本当に美しいですね。今回も吉田村助役チャンネルで紹介している動画をこちらでも御視聴いただけるようにいたしました。美しい棚田の景色を是非いろんな角度からお楽しみください。