朝来市生野町黒川にある「日本ハンザキ研究所」
生野町を流れる市川で大規模な河川工事があるため、昨年11月に捕獲された57匹が保護されています。
すべての個体の健康診断があるとのことで見に行ってきました。
毎日続く雪で積雪は50cm近くにもなっていて、まずは雪かきの作業が大変です。
90cmもあるオオサンショウウオを一匹ずつ、慎重に引き上げていきます。
頭部と尻尾の写真を撮り、埋め込んであるマイクロチップを読み込んで個体を識別します。
目や手足の指に欠損が無いかを確認して、身長と体重を量ります。
足元は雪があるのでほとんど0℃で、長く水から上げてると表面が凍ってきてしまいます。「ごめんなぁ。寒いなぁ。」と子どもに話すように優しく声をかけながらの作業が何とも微笑ましい。
それを見てる私の足先はジンジンと痛く感覚も無くなってきました。 :(@_@)
それでは動く天然記念物をご覧ください。(苦手な方はスルーしましょう)
冬のせいなのか狭い場所に沢山生活させてるからか、体重の減ってる子が多いので「少しエサの魚を増やしてみましょうか」と研究員さんが思案されてました。
この保護プールには市川から水が引かれています。
オオサンショウウオが住み続けていけるキレイな川を守っていくのが私たちの努めなんだなと改めて感じた一日でした。