みなさんこんにちは。朝夕涼しくなってきましたね。今回は、新温泉町にある観音山に登ってきましたので、その様子をお届けします。
新温泉町清富にある相應峰寺(そうおうぶじ)です。このお寺の「圓通殿」が観音山の山頂付近にあり、登山道を登って行きます。
立派な石像が並んでいます。
きれいに整備された登山道です。
所々にお地蔵さんが並んでいます。
お地蔵さんは、赤い前掛けをかけてもらっています。お地蔵さんに見守られながらの登山です。
不思議なことに、この山には「カニ」がたくさんいました。
途中に山門がありました。
よく見ると、両サイドに朱色の仁王像がありました。
しばらく歩くと「作善上人の墓」という案内板があります。
作善上人とは、慈覚大師の高弟と言われており、856年に浜坂に来たとき、浜坂の矢城の観音島(現在の矢城ヶ鼻灯台付近でしょうか?)の海中から十一面観音の霊像を感得して安置されたという言い伝えがあるそうです。
鐘突き堂もありました。重厚な響きが俗世でけがれた(?)心身に染みわたります。
頂上手前に立派な建物が見えてきました。相應峰寺の仏堂「圓通殿」です。
相應峰寺の創建は天平9年(737)、行基によって開かれたと伝えられています。現在の圓通殿は天保3年(1832)に建てられ、兵庫県指定文化財に指定されています。
また、本尊の「木造十一面観音菩薩立像」が安置されています。前述した作善上人が安置したものと伝えられています。毎年春に公開されるそうですよ。
それでは山頂を目指しましょう。圓通殿を通り過ぎ、写真の建物と山の間を奥に進みます。案内板が無いのでわかりにくいかもしれません。
山頂につきました。標高は245m。ほぼ海抜0mからスタートし、ゆっくり登って1時間ぐらいです。
頂上は広く、ベンチもありお弁当を広げてゆっくりできます。ただし、上空からトンビが食べ物を狙っているので要注意!
山頂でもお地蔵さんが見守ってくれています。
浜坂の港や県民サンビーチが見渡せます。
海岸線もきれいです。ずっと見ていられます。
帰りは海沿いのルートで下山します。案内板は無いのですが、先ほどの圓通殿の奥の建物付近に、写真のレールが通っていて、これをまたいで道なりに進みます。
ちなみに、このレールを使って圓通殿などへ物資を運んでいると思われます。
下りもお地蔵さんが見守ってくれています。
所々にビューポイントがあります。
岸田川と海が交わるところに降りてきました。ビーチで遊んでいた人たちが、山中からリュックを背負った自分たちが現れたのを見て、少し驚いていたように感じました。
河口沿いを歩いて川上に向かいます。水位が高い時は歩くスペースがないかもしれません。事前に確認しておいた方がいいかも。
その後は、舗装路を歩き相應峰寺まで戻ります。下りも約1時間の行程でした。
「登山もしたいが海も見たい!」という人にはおすすめの山です。お手軽な山なので、体力に自信がない方でも大丈夫。観音山で心身を癒してもらいましょう!
車で10分ぐらいのところに、道の駅「浜坂の郷」があります。ここにとっても楽しいスポットを発見しました。
この「顔はめパネル」がおもしろい! 特に、麒麟獅子に顔をかまれている子供。是非お試しあれ。
こちらは「イカ」がおススメです! 誰がやってもおもしろい。残念ながら撮ったは写真お見せできませんが、腹がよじれるぐらい笑えました( ^^)
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