玄武洞公園は、毎年13~15万人が訪れる景勝地であり、山陰海岸ユネスコ世界ジオパークの主要な自然遺産でもあります。
そんな玄武洞公園で、なかなか見ることのできない実験が人気をあつめているのをご存じですか?
その実験は、玄武洞のジオパークガイド受付の建物である無料休憩所の中で行われます。
この日は、神戸から中高一貫校の生徒が玄武洞の見学と実験のため訪れていたところ一緒に参加させていただくことができました!
まずは、山陰海岸ジオパークや玄武洞公園の成り立ちなどについてわかりやすく解説いただけるミニ講義を聞きます。
解説いただくのは、NPO法人 玄武洞ガイドクラブの木下事務局長です。
ミニ講義の話の流れで、まずは会場の外へ出てペットボトルを使った火山の噴火実験が行われます。
ペットボトルから噴射された液体が5mほどふきあがり参加者は驚きの声を上げていました。
火山の威力のすごさが伝わります。。
これらの仕組みについては、ぜひ実験に参加して聞いてみてください!
つづいては、実際にマグマを見ることのできる溶岩流実験です。
なにやら、ものものしい機材があり、これから行われることへの期待値があがりますね。
機械に少し近づくだけで熱気が伝わってきます。
高温の真っ赤に燃えた溶鉱炉のようなところに、玄武岩を入れます。
高温で溶かされた玄武岩は、どろどろの溶岩になって山のジオラマを斜面にそって流れていきます。
なかなか溶岩が流れる様子を見る機会がないのでとても貴重な機会ですね。
訪れた中高生のみなさんも興味津々で眺めていました。
実際には、玄武岩と流紋岩の2種類の溶岩流の実験を見ることができました。
冷えた後の溶岩は、すぐに固まってガラスのような質感に変化していましたよ。
記事では詳しく書いていませんが、玄武洞がきっかけとなって提唱された世界的な大発見「地磁気の逆転現象」についても講義のなかでわかりやすく教えていただけるなど内容の濃い体験となりました。
玄武洞についてより詳しく知りたい方、火山に興味がある方、溶岩流を見てみたい方など、見学・体験コースに参加してみてはいかがでしょうか?
見学・体験コース(2名以上の事前予約が必要)
・“たのしく地球を学ぶモデル火山実験&体験講座と2洞見学コース”;一人660円
※5洞見学コースをご希望の場合は、一人840円 (所要時間 約70~90分程度)
詳しくは、NPO法人玄武洞ガイドクラブ事務局へお尋ねください。
TEL:0796-20-8043 ガイド申し込み専用FAX:0796-22-4774
ホームページ:http://npo-gcgc.sakura.ne.jp/
玄武洞を散策しませんか?
たじま途中下車の旅~玄武洞駅~