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こたついらずの名湯・七釜温泉に行ってみました!

たじま温泉めぐり~七釜温泉編~

但馬の日帰り温泉とその周辺の見所を紹介する「たじま温泉めぐり」
温泉であったまる前に、温泉周辺を散策してみるのはいかがでしょうか?

今回の温泉は、新温泉町にある浜坂温泉郷のひとつ七釜温泉です。
山陰近畿自動車道の浜坂インターチェンジを降りてすぐ、道の駅ジオパーク浜坂の郷からも近い場所にあります。

七釜温泉は、1962年(昭和37)の公衆浴場オープンを機に旅館民宿の開業が相次ぎ、城崎・湯村に次いで「但馬第3の温泉地」となり、最盛期は年間10万人近い湯治客が訪れたそうです。
兵庫県内で唯一「国民保養温泉地」の指定を受けていることでも知られています。

そんな七釜温泉にある日帰り入浴施設の「七釜温泉ゆーらく館」を拠点として、その周辺を巡ってみましょう。

七釜温泉ゆーらく館

七釜温泉ゆーらく館は、開湯以来親しまれてきた公衆浴場を引き継ぐ形で2005年(平成17)7月に開館しました。
源泉かけ流しで肌触りが良く、湯冷めしない泉質が人気で、「こたついらずの温泉」として親しまれ、新温泉町外の利用者も多く、繰り返し訪れるファンも少なくないとのこと。
2020年(令和2)の8月には入館者100万人を達成され記念イベントも行われました。

七釜温泉ゆーらく館
〒669-6741 兵庫県美方郡新温泉町七釜524
営業時間:午前9時~午後10時(入浴受付は午後9時15分終了)
定休日:毎月第一・第三水曜日
詳しくはホームページをご覧ください。http://7kama.jp/

地域のシンボル「釜」

「七釜」の地名由来は、この地域に昔塩を炊いた釜が7つあったとする「塩釜説」、点在する古墳が釜のように見えたとする「古墳説」、水の沸くところを「釜」と呼ぶことから温泉とつながりがあるとする「湧水地説」など諸説あるそうです。
どれにしても「釜」はこの地域のシンボルになっているようですね。

施設の前には大きな釜が置かれていて、中に入って記念撮影をすることもできますよ。

露天風呂には、直径が約1.5mもある「釜風呂」が設置されています。
(写真)七釜温泉ゆーらく館ホームページより

ゆーらく館内では、7つの釜が描かれたかわいい手ぬぐいが販売されていましたよ!

七釜温泉街を歩く

ゆーらく館を出て七釜の街を歩いていると、ところどころに温泉旅館が並んでいます。
冬場・近くの浜坂漁港で水揚げされる松葉ガニと温泉を目当てに多くの方が訪れられるそうです。

水路にある川いと

七釜の集落には、家々の間をぬって水路がはりめぐらされています。
家の玄関先には、かつては野菜をあらったり、洗濯をしたりする洗い場「川いと」も残されていて散策を楽しませてくれます。

おかげ地蔵

集落には、お地蔵さんが何体かお祀りされています。
このお地蔵さんは「おかげ地蔵」と呼ばれていて、病気治癒のお礼参りに訪れる人もおられるそうです。

その他にも、集落のはずれには「子授かり地蔵」と呼ばれるお地蔵さんがあり、温泉宿に泊まった女性が「子が授かりますように」と願うと、本当に子を授かったという逸話が残されています。

浜坂七釜温泉病院

集落を抜けると、かわいらしい猫のモニュメントが印象的な浜坂七釜温泉病院があります。

病院のまわりには、猫がいっぱいいます。
病院の方が猫好きなのでしょうかね?

山宮神社

病院のすぐそばには、山宮神社があります。
115段の階段を登った高台にあり、集落の氏神様です。
毎年、秋祭りでは日本遺産にも登録されている「七釜麒麟獅子舞」が奉納されます。

七釜温泉の源泉

病院の近くには「七釜温泉の源泉」があります。

1955年(昭和33)年民家の敷地で飲料用の井戸水を掘削中、29度のお湯が突然湧き出し、住民が集まって洗濯をしに集まるなど大騒ぎになったそうです。
その後、当時の浜坂町が温泉開発に取り組み、7年の月日を経て1962年(昭和37)3月に掘削に成功し、同年9月に公衆浴場が開かれました。

かつては、この場所で洗い物をするなど、地域住民の方が利用していたこともあるようです。

源泉のそばには、温泉を配湯するタンクがあります。

六地蔵

源泉から少し歩いたところの石段をのぼったところに6体のお地蔵さんがお祀りされています。
この先に、七釜温泉の名刹・玉田寺があります。

玉田寺

臨済宗のお寺である玉田禅寺は、室町時代に開かれたと伝わっているそうです。

玉田寺本堂

本堂の裏には、約400年前に造られたといわれる庭園があります。

 

境内にある「宝篋印塔」は、鎌倉時代後期のもので兵庫県の文化財に指定されているのだそうです。

境内では、何匹かの猫が訪問者を迎え入れてくれます。
七釜温泉では、よく猫に出会いますね

愛宕さん

玉田寺を出て、山の方へ続く道路の坂道を少し歩くと、岩の上に火の神・愛宕さんがあります。
この場所からは、七釜温泉街を見渡すことができます。

七釜温泉街は、にぎやかな商店などが建ち並んでいるわけではありませんが、
落ち着いた雰囲気の町を歴史を感じながら歩くことができました。
温泉であったまる前に、ひなびた温泉街を散策してみませんか?

 

七釜温泉ぶらり絵図

今回の記事は、ゆーらく館で配布されている「七釜温泉ぶらり絵図」(PDFファイル)を参考に作成しました。

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