場所は、県道養父宍粟線の樽見から林道に入り、山腹の駐車場から、山道を10~15分登ったところ。遠くは九州や関東からも見に来られるとか。山復に整備された駐車場から登ること400m、石垣を積んだ桑畑跡には檜が植林されていて、林を抜けると遠くに偉容を見つけることができます。
指定樹齢1,000年、国指定天然記念物の大ザクラで、県下一、別名「仙桜」と呼ばれています。平日にもかかわらず他府県からのお客が後を絶ちません。
1,000年の時を経て、幹に空洞ができ、枝や幹が枯れてきて危険な状態でした。太く古い幹はジャグル支柱で支えられたり、枝は殺菌剤を入れ接着剤で固め、柵で根元を保護していますが、5~6年経てば樹勢も回腹して支柱も取れるそうです。すこし痛々しい感もしますが、仙桜の名に恥じぬ見事な花を咲かせています。
1時間半の山道を登る「みずめ桜」と違って、駐車場から近く休憩所や広場もあります家族揃ってお弁当を持って、桜越しに養父市の山並みを見渡しながらゆっくり楽しむことができます。