その2 狗留尊佛(くるそんぶつ)
豊岡市竹野町の椒(はじかみ)川の最上流部に
床瀬そばで知られる床瀬地区があります。
集落の中を抜けて更に神鍋方面へ南進すると
狗留尊佛の案内標識と石碑があります。
そこから、田んぼの脇の道を辿ると、石仏があり
「左くるそん」と刻まれた道標があります。
さらに昔あった棚田のあとを渓流を辿って10分あまり、
谷のどんずまりに聳え立つ大きな石が聳え立っています。
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脇に小さな祠があり、一目で信仰の対象の巖だとわかります。
いわれは様々あります。が、「竹野町史-資料編」に記載されています。豊岡市立図書館にあります。
例年ゴールデンウィークの初日の4月29日に「くるそんまつり」が行われ、多くの参拝者がこの岩までお参りされます。
区長さんにお尋ねしたら来年からは4月の最終日曜日に行われるそうです。店も出店され、賑わいますので参拝をお勧めします。
ただし、若葉が芽吹く前には、全容を現していますが、例祭の頃は、岩に絡みついているアジサイ科のイワガラミの若葉が覆い茂ってくるので、この写真のように全容はわかり辛くなります。