
但馬情報特急で初めてヤイロチョウの記事を書いたのが、今からちょうど10年前の2016年のことでした。当時はヤイロチョウの姿を見られたことで大興奮でした。10年の時を経て、ヤイロチョウはもはや珍鳥の域を超えた感があります。但馬の里山の複数個所でヤイロチョウの存在を確認できるようになりました。
ヤイロチョウの姿を見るチャンスは今でも多くはありませんが、「ホーエン・ホーエン」と聞こえる2拍子の特徴的なさえずりは、気をつけていれば人里近くの里山からも聞こえてくるようになりました。
カラフルな羽根を持つ美しい鳥で、当地には繁殖のために5月の中頃にやってくる渡り鳥です。梅雨どきの6月にヤイロチョウは子育てをします。急傾斜の斜面にひっそり巣を作り、ヒナに与える餌は林床のミミズが主なものです。ヤイロチョウの数が当地で増えてきた原因として、シカによる林床植物の食害が影響しているのではないか。つまり、林床が裸地になることでミミズなどの土壌生物の採餌に有利になってきたのではないか。そんなことを考えながら、但馬のヤイロチョウの推移に注目しています。
数を増やしてきたヤイロチョウですが、カメラマンに人気の野鳥であり、人による繁殖妨害も起こりえます。子育てに入ったヤイロチョウの繁殖域には立ち入らないなど、撮影者のマナーも求められます。























