新温泉土木事務所では、水害・山地災害の防止に向けて、国の『防災・減災、国土強靭化のための3 か年緊急対策』の予算等を活用しながら、今季梅雨時期までに下記のように、ハード面では河川・砂防工事を進め、ソフト面では浸水想定区域や土砂災害特別警戒区域の指定・公表を行っています。
■ハード整備:施設整備による減災対策
(1)治水対策の取組(河川事業)[河川改修工事 田井川(新温泉町田井)ほか完成]
近年多発するゲリラ豪雨や、梅雨・台風時期の降雨による出水から人命を守り浸水被害を軽減するため、河川改修を推進するとともに、堆積土砂の撤去や立木の伐採除去等を進めています。
(2)土石流対策の取組(砂防事業)[砂防えん堤工事 平野川(香美町小代区平野)ほか完成]
砂防えん堤等の整備により、土石流を受け止め荒廃した山地からの土砂流出を調節し下流域の土砂災害を防止します。一般的な「不透過型えん堤」のほか、流木を効果的に捕捉する「透過型えん堤」や「部分透過型えん堤」、既存の不透過型えん堤の「部分透過型えん堤」への改良、えん堤に堆積した土砂の撤去も進めています。
(3)がけ崩れ対策の取組(急傾斜地崩壊対策事業)
[急傾斜地崩壊対策工事 三谷緑町(新温泉町三谷)ほか完成]
大雨や地震により、人家の近くでがけ崩れが発生すると、逃げ遅れる場合も多く全国で多くの人命・財産が奪われています。このようながけ崩れに対応するため、崩れ落ちる土砂を受け止める擁壁や斜面の崩壊を抑止する法枠等の整備を進めています。
■ソフト整備:危険箇所の公表による減災対策
(1)兵庫県CG ハザードマップにおける危険箇所の公表
兵庫県のホームページにおいてハザードマップ「CG ハザードマップ」を公表しています。
(2)土砂災害特別警戒区域[CG ハザードマップ「土砂災害」に掲載]
土砂災害防止法にもとづく、土砂災害警戒区域及び土砂災害特別警戒区域を指定・公表
(3)河川浸水想定区域[CG ハザードマップ「洪水」に掲載]
水防法に基づく、洪水浸水想定区域図を指定・公表
- 情報提供元
- 兵庫県
- 連絡先
- 兵庫県但馬県民局新温泉土木事務所河川砂防課
TEL/0796-82-3141