たじまのしぜん

ウツボグサ

ウツボグサ シソ科

日当たりのよい草原などに生育する多年草です。

写真の個体は、遊歩道の山際に生えていました。

多年草ですので大きな個体は横に広がって、たくさんの花をつけます。

背の高さは10cm~30cmくらいです。茎は四角でたくさんの毛が生えています。

花は梅雨前くらいから咲き始めます。標高の高い鉢伏高原や上山高原は少し遅れて咲きます。

花は、3~8cmくらいの花穂につきます。花は唇のようのような形で外側は紫、中側は淡い紫です。

上唇は帽子のように被さり、下唇は3つに裂けています。

ウツボグサという名前は、花穂の形に由来します。

ウツボは、靫と書きます。靫というのは、矢を納めて矢を射る人の腰や背につける細長い筒のことです。この靫の形とウツボグサの花穂の形が似ているのだそうです。

 

花が咲き終わると花穂は枯れて茶色くなりますが、その下の茎や葉は緑のままです。その様子から夏枯草(かごそう)という名前もあります。この名前は、漢名です。中国では大昔から薬や薬草茶として利用されてきたのだそうです。

日本でも薬として利用されてきました。夏枯草は、生薬名にもなっています。

『日本植物方言集成』にはウツボグサの方言名として約120語が上がっています。「かごくさ」「かごぐさ」「かこそー」「かごそー」「かごんそー」などは、薬名「夏枯草」に由来しているのかもしれません。長野や和歌山では「くすりぐさ」というそのものズバリの名前もあります。

 

花穂が茶色くなった頃に花穂または地上部を刈り取って乾燥させて利用したようです。

薬効についてはご自分でお調べください。

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