たじまのしぜん

HOME たじまのしぜん しょくぶつ カワラケツメイ ツマグロキチョウに残してやってください

カワラケツメイ ツマグロキチョウに残してやってください

カワラケツメイ マメ科

一年草、まれに多年草

散歩中に見つけました、数kmに渡って点々と小さな群落が見られました。

カワラケツメイはクサネムに似ています。クサネムは湿地や水田に生育しますが、カワラケツメイは草地に生育します。両種は生育地が全く異なるので場所だけで決めることもできますが、外見上での一番の違いは、花の形です。クサネムは、スイートピーなどと同じマメ科らしい形をしています。この花の形には蝶形花という特別な言葉もあります。一方で、カワラケツメイは、5枚の花びらの大きさや形がほぼ同じで、左右相称というよりも放射相称のように見えます。

丸いのが蜜腺

さらによく似たアレチケツメイという外来種が入ってきているといいます。私は、但馬ではまだ見たことがありません。葉の付け根近くにある花外蜜腺の形が違うのだそうです。カワラケツメイの蜜腺は葉柄に密着していますが、アレチケツメイの蜜腺には柄がありキノコ状をしているのだそうです。また、花も違っていて、5個の花弁のうち1個だけが大きいのだそうです。

ツマグロキチョウ? がたくさん飛んでいました。

ワラケツメイは、最近激減している絶滅危惧種ツマグロキチョウの食草です。このチョウを増やすためにはカワラケツメイを安定的に生育させなければなりません。カワラケツメイが安定して生育できるには草原が維持される必要があります。幸いなことに私の散歩道は、春と秋に必ず草刈りがされています。この草刈りがカワラケツメイを維持しているに違いないと思います。

それでは、草刈りのタイミングは適切なのでしょうか? 春の草刈りが迫ってきました。芽生えてすぐに刈られてしまうのは気の毒だなと思って、丁寧に見て回りましたが、カワラケツメイの芽生えは見つけられませんでした。春の草刈りは、どうやらカワラケツメイに味方しているようです。

秋の草刈りはどうでしょう? 毎年、たくさん生えているので大きな影響はないのかもしれません。しかし、ツマグロキチョウへの影響は分かりません。観察を続けていこうと思います。

カワラケツメイを漢字で書くと「河原決明」だそうです。「河原」は、河原のような草地に生えるということでしょう。「決明」は、薬草であるエビスグサの漢名だそうです。カワラケツメイにも様々な薬効があり、薬草として、また、お茶としても、全国各地で利用されていたそうです。厚かましいお願いですが、私の散歩道のものは、ツマグロキチョウに食べて欲しいので人間の利用は控えてほしいなあと思っています。

RECOMMEND

詳しく見る

但馬全域

投稿日 :
たじまのしぜん

カネヒラ

詳しく見る

但馬全域

投稿日 :
たじまのしぜん

クワクサ

詳しく見る

豊岡市

投稿日 :
たじまのしぜん

タカブシギ

  • サイドバナー
  • サイドバナー
  • サイドバナー
  • サイドバナー
  • サイドバナー
  • サイドバナー
  • サイドバナー
  • サイドバナー
  • サイドバナー

EVENT CALENDAR

2022年9月

123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930

RANKING

POPULAR TAG

  • サイドバナー
  • サイドバナー
  • サイドバナー
  • サイドバナー
  • サイドバナー
  • サイドバナー
  • サイドバナー
  • サイドバナー
  • サイドバナー