オオキンケイギク
オオキンケイギクが一斉に咲き始めました。
2年前に、美しい花ですが日本在来の生きものたちに.悪い影響を与えるので駆除することが望ましいとお知らせしました。
相変わらずたくさん咲いていますが、うれしい変化も起きています。
但馬コネクションという集まりで外来生物の脅威をお話ししました。すると、何かしたいというお話しが来ました。
そこで、この場所でオオキンケイギクを抜き取ることにしました。
なんと18名もの人が集まりました。
調べていただくと豊岡市の土地であることが分かりました。植村直己冒険館さんに調整していただいてここで作業ができることになりました。
幸いなことに花はほとんど咲いていません。種子ができる心配がないので、抜いたものをその場に置いておくだけで大丈夫です。よい天気が続いて枯死しました。
1時間でこれだけ取れました。3年ほど続けると在来種が優占すると思います。頑張ろうと思います。
ここは、2年前までは、オオキンケイギクだけが刈り残されていました。今年は刈ってありました。
神鍋山でオオキンケイギクを抜き取られたグループが新聞で紹介されたこともありました。新温泉町には、100m以上にわたって生育していた場所がありましたが、土木事務所さんがきれいに刈り取られました。国土交通省さんも刈り取ったものを種子がこぼれ落ちないように運ばれるようになりました。みんなで頑張りましょう。
花が咲きそろうと駆除は面倒です。次のことを守って下さい。
駆除は上流から(標高の高いところから)
花は切って(はさみを使いましょう)袋に入れて持ち帰り、燃えるゴミに出します。
花のついていない茎は抜きます。
(放置してもよい場所ならそのまま。そうでない場所ならポリ袋に入れて持ち帰ります。袋を閉じて腐らせるか、燃えるゴミに出します。)
花が咲く前に抜き取るのが一番です。花の時期に葉をよく見て覚えてほしいと思います。