タマツノホコリ Ceratiomyxa fruticulosa var. porioides
原生粘菌綱?、 ツノホコリ目、ツノホコリ科、ツノホコリ属
タマツノホコリ。
前回紹介したツノホコリ(https://www.tajima.or.jp/modules/nature/details.php?bid=716)
の変種。外見的には大きく異なっていて、玉状、球形の子実体が連続して、あるいは独立して、時にネットワーク状につながって発生している。
倒木に真っ白な小さな粒々が広がるので、よく目に付く。春から秋に発生。ツノホコリの仲間は大規模に発生して見つけやすい粘菌と言える。
ルーペで拡大してみると、その形状がとても美しくて見とれてしまう。真っ白で、透明感があり、複雑に湾曲するも、全体としては球形で、球体はそれぞれ独立しているかというとわずかに連続している場合もある。
玉状、球形をなすツノホコリをタマツノホコリという変種としているが、タマツノホコリの中でも少しづつ変異があるようで、球体を構成する波打ち状の子実体の形や球形の連続性など、様々だと思う。