秋の庭の訪問者
庭の石に赤い模様の蝶が止まっていた。接近して確認するとアカタテハだった。オレンジ色が鮮やかなタテハチョウ。平地から山地まで普通に見られる。幼虫は道端のカラムシやヤブマオ、木本ではケヤキの葉を食べ、身近なところで生活している。成虫で越冬するので秋の庭の花にもよくやってくる。
模様がよく似たヒメアカタテハは少し色が薄くて後ろ羽の模様が大きい。アカタテハは力強く、ヒメアカタテハはより優しい感じがする。幼虫の食草はヨモギ、ハハコグサなど。ゴボウやシュンギクも食べる。こちらも人里で普通に見ることができる。