個体数が増えています
ツマグロヒョウモン 雌
ツマグロヒョウモン 雄
翅の斑点がヒョウの模様に見えるのでヒョウモンチョウといいます。よく似た種類がたくさんいます。いずれも幼虫がスミレ類を食べ、草原や林縁で見られます。しかし、近年いずれの種も減少が目立ちます。里山や草原の変化やシカの影響もあるのかもしれません。
その中で個体数が増え続けているのがツマグロヒョウモンです。暖かい地方に多い種ですが近年は関東地方まで分布を広げています。温暖化が影響しているのかも知れません。また、庭のビオラやパンジーまで食草の幅を広げたのが成功の原因の1つと思われます。町の中でも小さな庭があるとどこからかやって来ます。
雌と雄で模様が少し違い、雌は前羽の先が黒いのが特徴です。
数種のヒョウモンチョウ類の中で、人里で比較的よく見られるものに、ミドリヒョウモンやウラギンヒョウモンがあります。
ミドリヒョウモン
ウラギンヒョウモン