たじまのしぜん

ダイサギ

一般にシラサギとは、4種の白い羽根を持ったサギの総称として呼ばれます。体の大きい順に大中小の名前があり、ダイサギ、チュウサギ、コサギの3種がおり、もう1種、繁殖期には美しい亜麻色の羽を持つアマサギも加えてシラサギと呼びます。

今回紹介するのはダイサギ。ダイサギはこのあたりで1年中見られる大型のシラサギです。しかし、少し詳しく說明すると、ダイサギは1年の中で2つの亜種が入れ替わっているのです。夏鳥として繁殖飛来する亜種チュウダイサギと、冬鳥として越冬飛来する亜種オオダイサギ。まとめてダイサギと呼んでいます。この季節に見られるダイサギは亜種チュウダイサギです。繁殖期のダイサギは美しい飾り羽を持っています。

この写真はダイサギとチュウサギの違いを說明するのに、よく使っています。なかなか同じポーズで並んで写りませんので、比較写真として貴重です。奥がダイサギで手前がチュウサギです。並ぶと体の大きさの違いが明らかですが、それぞれを単独で観察する際はベテランでも悩むことがあります。

繁殖期には、シラサギの目先には婚姻色と呼ばれる美しい色が出ます。ダイサギは緑色、チュウサギは黄色、写真にはありませんがコサギはピンクです。婚姻色が出ている期間は、シラサギの識別に悩むことはあまりありません。

しかし、繁殖期が終わり、秋の渡りの時期になると、ダイサギもチュウサギも黄色いくちばしをした非常によく似た外観になります。この時期の2種の識別は、くちばしの口角の位置に注目します。目の後ろまで口角が裂けているのがダイサギで、目の位置で止まっているのがチュウサギです。

ダイサギは湿地の小動物を捕食します。この写真はエビを捕まえたところ。魚類や両生類、爬虫類なども好んで食べますし、稲刈りが終わった田んぼではバッタや、時には野ネズミが餌になります。

サギの狩は待ち伏せ型です。目視で餌を捕捉し、一瞬のうちに首を最大限に伸ばして獲物をくちばしで捕まえます。コウノトリが水中でくちばしを左右に動かしながら歩行して餌を探すのと、対照的な採餌方法です。

県立コウノトリの郷公園の公開飼育ケージは、屋根のないオープン構造となっています。そのため、ケージ内の飼育コウノトリに餌を与える時間帯には、アオサギやダイサギが中に入って来て餌を横取りします。餌が撒かれた瞬間は、サギの方は効率的に餌を捕まえます。しかし、餌が水中に沈んでしまった後は、さぐり採餌のコウノトリの方が長くたくさんの餌を食べ続けることができます。コウノトリとダイサギが餌をめぐって小競り合いをする場面も、しばしば観察することができます。

これは9月のダイサギです。黒かったくちばしは黄色に変わり、目先の婚姻色も目立たなくなります。当地で繁殖を終えた亜種チュウダイサギは、順次、越冬のために南に渡って行きます。それと入れ替わるように、北の繁殖地で夏を過ごした亜種オオダイサギが、越冬のために当地に飛来するのです。

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