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ニラ いろんなところに生えています

ニラ ヒガンバナ科

ニラは、古事記や万葉集にも登場する古くから利用されている植物です。千数百年前に中国から渡来した頃は主に薬用で、明治になって野菜として利用されるようになり、第2次世界大戦後に広く利用されるようになったとされています。
産地としては高知県が有名で、およそ25%を占め、但馬の多くのお店では高知県産のものが売られています。一部の商店では但馬産の小ぶりな小葉種が売られていますが多くはありません。

ニラは畑以外にもたくさんあります。畑のふちには植えたとは思えないニラが生えていますし、堤防の近くなどにも生えています。ニラは大昔から利用されてきた植物なので各地で逃げ出して野生化したのだろうといわれています。一方で、有力ではありませんが、もともと日本に自生していたという説もあります。例えば、人が近づくのが難しい海岸の岸壁に稀に見られますが、これなどが本来の自生ではないかと疑われます。

せっかく生えているのですから利用しましょう。
ニラは多年草ですので、毎年、同じ場所に出てきます。場所を覚えておいて利用しましょう。
ニラのいいところは何度も利用できるところです。山菜などは春先の柔らかいときしか利用できませんが、ニラは違います。数㎝残して切るとすぐに大きくなるので何度も利用できます。

気を付けることは、よく似た毒草があることです。
一番危ないのはスイセンです。スイセンは毒が強いので決して間違えてはいけません。最悪、命にかかわります。次に危ないのはハナニラです。こちらの毒は強くありませんが、普通の人は体調不良になります。

それでは、安全な利用法をお教えしましょう。

*ニラの花の時期(夏~秋)に場所を覚えておき、翌年に利用する。
・スイセンの花の時期(冬~初春)にも確認して、同じ場所に生えていないことを確認する。
*家庭で実際に購入したニラをちぎって強烈なにおいを覚えておく。
・スイセンには、ニラ臭がない。
・ハナニラには、ニラ臭があるが、わずか。微妙にある程度。ニラは強烈に臭う。自信がなければ食べない。

近年、シカの食害などで昆虫が利用できる花が激減しています。ニラの花は昆虫たちのオアシスにもなっています。食べ過ぎないようにして利用しましょう。

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