5月5日、但馬一の宮として知られる出石神社の伝統行事 『幟まわし』 毎年この日に開催され、
宮内地区の少年が丸い輪を描きながら5本の幟を持ち、唄を歌い、竹法螺を吹きながら祝う。
6m近い長さの幟には、豊臣秀吉などの勇ましく威勢の良い武将や
静御前などの優雅な姿が色鮮やかに描かれている。
出石神社を出て次の場所の庄屋へ向かう。
庄屋(現在は無人)の庭先に入る、昔の庄屋と言えば集落の権力者で門構えのお家だ。
「ヨーイ、ヨーイ、バーヤーナ・・・・」と歌い幟を持ち輪を描きながら回す。
初々しさ鳥帽子姿の少年たち、次の場所へ移動、今年はサポートの大人と2人1組で幟を回した。
男児の初節句を迎える宮内の家々をまわり門前で祝い、男児の健やかな成長と五穀豊穣を願う。
天日槍命(あめのひぼこのみこと)の但馬開発にまつわる祭りのひとつで、
天日槍が泥水の底にあったこの地方を日和山(兵庫県豊岡市)の瀬戸の岩山を切り開いて干拓に成功し、
大きなのぼりを立てて宮内に帰還したときの道中姿を模したものだと伝えられています。