4日5日の二日間をかけたオオサンショウウオの会・朝来大会が無事終わりました。
4日午前は一般市民向けのシンポジウムで、町民の方々の姿もありました。まずはオオサンショウウオの会 会長の栃本武良氏の記念講演。
シンポジウムでは「オオサンショウウオを活かした地域の活動」をテーマに、広島市安佐動物公園の桑原氏・島根県瑞穂ハンザケ自然館の奥田氏・生野町の黒川地域活性化協議会の奥藤氏の活動報告があり、活発な意見交換がされました。
午後は「オオサンショウウオの会」の総会で、全国から120名以上の方が集まり、各地からの報告会が行われました。
夕方には会場を黒川の魚ヶ滝荘に移しての懇親会で親睦を深めた後、それぞれの宿舎周辺の河川で夜間観察会をしました。黒川地域内で5箇所を同時に調査します。
私も地元黒川本村で調査に加わりました。ほろ酔い気分かと思いきや、皆さん胴長を履いて気合十分です!
10分程度の調査でさっそく2匹が見つかり測定。78cmの大物にはマイクロチップが入っていましたが、40cmの個体には入っておらずチップを入れました。さらに17cmのカワイイ幼生が見つかりみなさん興奮。まだエラが残っているので3才ぐらいかな?というお話でした。
この夜5箇所の調査で見つかったのは、なんと25匹。その内チップが入っていない個体が5匹。・・・まだまだ調査が必要ですね。
翌日5日はあいにくの雨となりましたがみなさんお元気!日本ハンザキ研究所のプールの保護施設で70匹のオオサンショウウオとご対面。川原の人口巣穴にも入っていたようです。
その後、研究所に保護される前にいた生野町竹原野の工事現場を見学。午後は、オオサンショウウオに配慮した出石川の河川を見学しました。
下は中学生から上は70代のおばさまたち、みなさん疲れ知らずで目を輝かせながらのオオサンショウウオづくしの二日間でした。