先日、但馬の情報誌T2の人気コーナー『裏路地探検』の取材に同行して、但馬の情報を学ぶワークショップが開催されたので参加しました。今回は新温泉町丹土区が選ばれ、区長さんに区の概要や歴史を伺った後に、名所を案内していただきました。
取材の詳しい内容は、来年2月に発行されるT2の『裏路地探検』ページをお楽しみにということで、ここでは区長さんに案内していただいた地区の名所をサクッと紹介します。丹土区は山麓の急峻な坂道に囲まれた区ということが第一印象でした。
区長さんにお話を伺った丹土公会堂を出てすぐのところに「丹土清水」がありました。かつては生活用水や防火用水として使われており、このような湧き水は区に数か所あります。
丹土清水のすぐ上にお地蔵さんと灯篭があり、さい銭がお供えられていました。
坂道を上がると、かつてあった萬福寺の跡があり、今は敷石のみですが鐘楼の跡を示す立て看板があり、その由来が記されていました。
さらに山に入って行くと熊野神社があります。正月には鳥居に大きく立派なしめ縄が飾られるとのことで、一見の価値ありと思います。
境内には巨大な杉の木が何本もあり壮観です。
狛犬は(誰かは不明ですが)ある有名な方の作ということでした。
社殿の内部。
熊野神社のすぐ隣に本覚寺があり、神仏習合をみることができます。
ご本尊は大きく立派なものでしたが、土製の像とのことで非常に珍しいようです。写真は割愛しますが、左右に同様の造りの天邪鬼を踏む仁王像が立っているが、互いに外向きで、このことも珍しいとのことでした。
山から下りて集落を散策していると、熊野神社に参る当番を知らせる日参旗がありました。本来はもっと大きなものだったが、楽に持ち運べるよう小さくなったとのこと。丹土区95世帯が10組にまとめられ、毎日お参りされています。
また集落には無縁仏を供養する石塔も立っていました。かつては旅途中で亡くなった方があったようです。
最後に、丹土区を一望できる草太山の頂上まで案内してもらいました。かつてここはカルデラ湖だったこと、そして今は広大な田んぼが広がっていることがよく分かりました。
またかつて栄えたスキー場や棚田も一望でき、まさに最高のビューポイントでした。
以上、案内していただいた丹土区の区長さま、そしてT2取材に同行させていただきました但馬ふるさとづくり協会の皆さまには感謝申し上げまず。
丹土区の見どころは他にもあり、例えば8/14、15に開催される「丹土はねそ踊」はぜひ観たいものの一つです。
皆様もぜひT2次号をみて、散策してください。