2021年春、兵庫県北部の但馬地域に誕生する兵庫県立の芸術文化観光専門職大学の工事現場を訪れてみました。
JR豊岡駅から徒歩圏内(徒歩約7分)に、新しいキャンパス、学生寮が新設されます。
2020年の10月に設置認可が行われ、それまで大学名が仮称でしたが「芸術文化観光専門職大学」と正式名称が決定しました。
2月末に予定されている竣工に向けて、ほぼほぼ外観は完成している感じですね。
芸術文化観光専門職大学では、芸術文化と観光分野の2つの視点を生かし、世界につながる新たな価値を創造できる人材を育成していくのだそうです。
1学部1学科で芸術文化と観光を学べる全国初の大学で、国公立で初めて演劇を本格的に学べる大学となります。
学長予定者は、豊岡市日高町へ移住された劇作家の平田オリザさんです。どんな大学になるか楽しみですね!!
【専門職大学とは…】
2019年4月から、日本では55年ぶりに創設された新しい大学制度。理論にも裏付けられた高度な実践力と、変化に対応する豊かな創造力を兼ね備えた人材を養成する高等教育機関で、卒業時には学士(専門職)を授与。実務家教員による最新の活きた知識の教授、実習を重視した実践的な職業教育に特徴があります。
裏手の関西電力さん側からみた建設現場の様子です。
建物はほぼ完成しているようです。窓の数が多くて大学内からの見渡しもよさそうですよね。
専門職大学の校舎のすぐ北側には、学生寮が建設されています。
原則1年間は寮に入って生活するとのことで、交流スペースなどが設置され学生同士の活発な交流が行われるとのことです。
大学のホームページによると専門職大学の総合型選抜志願者数が、20名の人員に対し221名と倍率11.1倍の応募があったそうです。
今後一般選抜など行われますが相当な倍率になりそうですね。
学生募集の定員は80名で、但馬に毎年80名、4年間で320名の学生がやってくることになります。
周辺の雰囲気もガラッと変わり但馬地域にとっても相当なインパクトになりそうです。
こちらは、学生さんが駐輪するための自転車置き場のようです。
来年のいまごろは、ここにたくさんの自転車が並んでいるのでしょうね・・
現在は雪が積もっていますが、但馬以外からの学生さんが大半だと思われるので結構な積雪にびっくりしないか心配です…
早く但馬の生活に慣れて、但馬のことを好きになってもらえると嬉しいですね。
大学には「地域リサーチ&イノベーションセンター(仮称)」という施設も設置され、大学と教員、地域が連携し協働して地域活性化をする場所にもなるようです。
多様な人材が但馬の地で学び、但馬を地域と一緒に盛り上げてくれることを期待しています!
★専門職大学の詳細や入学については公式ホームページをご覧ください。