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没後百年 前田純孝追悼の集い

明治期の歌人で、啄木と並び称せられた但馬出身の歌人前田純孝(翠渓)の没後100年を記念して追悼の集いが、ゆかりの地である諸寄基幹集落センターで開催されました。地元や純孝が教員として勤務した大阪などから百数十人の参加があり、全員で菜の花を献花しました。

歌の吟詠や詩の朗読がのあと、 「霞も匂ふ夕陽丘―教員時代の前田純孝―」をテーマに、大阪城南女子短期大学 前学長 佐藤隆一さんの講演も行われました。純孝は32歳の若さで世を去りましたが、東京高師在学中から与謝野寛(鉄幹)・晶子らと「明星」に精力的に作品を発表し、鉄幹をして「東の啄木(たくぼく)、西の翠渓(すいけい)」と言わしめ、約2,000首を残しています。

純孝の名と歌をさらに広めたのはテレビドラマ夢千代日記でした。胎内被曝から白血病を病み残り少ない命を刻む夢千代と、結核に冒され32歳の若さで故郷諸寄で孤独な死を迎えた薄幸の歌人と重ね合わせたのか、純孝の歌が何度か登場します。諸寄基幹集落センター前の碑は鉄幹の歌と併刻されていています。「鶏のこゑ 朗にひびく春の日に 光のどけき 桃の一村」「まごころの 光れる歌を猶よめば 伝えて久し 若き純孝」

他に「峠の歌碑・海の歌碑」と呼ばれ、純孝ゆかりの場所に残されていて、峠の2箇所は「春木峠」と因幡との国境「七坂八峠」に海の碑は諸寄浜にあります。「いくとせの前の 落ち葉の上にまた 落ち葉かさなり落ち葉かさなる」この集いに参加して、地元諸寄の人達が純孝を誇りにし、敬い親しむ気持ちが強く感じられました。

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