低コストの芝生化モデル事業として、全国各地に鳥取方式による校庭の芝生化が広まりつつあります。豊岡市では昨年から校庭の芝生化事業を進めていて、今年は日高町府中小学校が名乗りを上げ、土曜日作業が行われました。まず植穴を50cm間隔で掘るのですが、晴天が続き地面が硬くてお父さん達も一苦労です。6月は植え付けの適期で、明日から梅雨入りの予報です。
5月に種を播き育てた約4万ポットを、園児や生徒・父兄に地区住民の参加で1㎡あたり4ポット(50cm間隔)を植え付けます。使われるティフトンという芝は、西洋芝の中でも横に伸びる性質を持っていて生長が早く、2ヶ月もすればほぼ完成するといいます。
この活動はニュージーランド出身で鳥取市在住の元ラガーメンニール・スミス氏が「何で日本のグラウンドや校庭は土なんだろう」ということに疑問を持ち、その疑問を解決に自らが動いたことで始まったそうです冒険家植村直己さんが学んだ府中小学校です。天然芝の上を子ども達が裸足で思いっきり遊ぶ姿と、お年寄り達がグラウンドゴルフを楽しむのが見られるでしょう。