6月1日釣りキチにとって待ちかねた円山川本流の解禁日です。日高町上郷橋付近の「どぶ釣り」ポイントに、朝まだ明けやらぬ頃から7~8人が釣り糸を垂らしています。鮎は大きくなると瀬にある石につく水苔をたべますが、小鮎の時期は羽虫を食べるので、鉤(かぎ)形になった針に羽毛を糸で巻き羽虫に似せた疑似針を上下させて誘います。
昭和の中頃には、少し上流の土居地区に「護岸(ごがん)」と呼ぶポイントがあって、岸からと川の中程から船で釣る人で、竿の大放列が見られたものでしたが、川の様子も時代も変わり随分寂しくなりました。
今年は春先に水温が上がらなかったのと水が少なく、数は多いものの成長が遅いと聞きます。それでも近くの井堰では若鮎のジャンプが見られます。