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カワラハハコ 花咲か爺さんの成果

2025年。白いのは全てカワラハハコの花

カワラハハコ 花咲か爺さんの成果

諸般の理由で、自然に任せておけば円山川のカワラハハコは絶滅するに違いないと考え、円山川自然再生推進委員会の協力のもと様々なことを試みてきました。

2020年。ポット苗。秋に播いても春に播いても発芽率は高く、栽培は容易。

移植ポットに育てた苗を様々な環境に移植しました。
種子を直接播きました。

2024年12月

最も効果があったのは、自然を真似て12月初旬ごろに他の植物が侵入していない丸石河原に、花咲か爺さんのようにばら撒くという方法でした。

2019年

この時は、5mおきに冠毛付きの種子をかためて播いた。

2020年。冠毛付きなので風で広がったと思われる。

2024年。カワラハハコは姿を消した。

最初の試行は2019年です。

治水対策で土砂が大きくはがされました。そこには広大な石の河原が出来上がりました。その場所の上下端には自然な石の河原もあり、わずかですが自生のカワラハハコが残っていました。立地条件としては最適のはずです。許可を得て種子を播くことにしました。

幸いなことに対岸に大きな群落が残っており、そこ由来の種子を、流れに垂直に3本のラインで、5mおきに種子を播きました。

翌年、結構な数が発芽し、開花結実もしました。成功だと思いました。
しかし甘くありません。長続きしないのです。
治水のために土壌をはぎ取る場所ですから当たり前なのですが、増水のたびに土が積もってきてカワラハハコは埋もれます。土の増えた場所を好む他の植物が増えていきます。競争に負けたカワラハハコは5年で姿を消しました。
大きな出水もありましたが、土は流されず石は出てきませんでした。河道近くの石の部分に残っていたカワラハハコが流されてしまいました。

2025年春。上流はシカに食べられて激減。残っても大きくなれない。この個体は秋には消えていた。

下流は大成功。種子も採れた。

播いたら発芽することはわかりました。

ポット苗を植える方法は個体数確保が難しくて効率が悪いことが分かりました。せっかく植えても根張りが悪くてシカにかじられると株ごと抜かれてしまうことも分かりました。
直播が最も効率的であることが分かり、様々な場所で播いてみることにしました。
種子の冠毛を外したほうが良いというアドバイスももらい、種子だけを播いています。

結果はぼちぼちです。

最上流部では、大量の発芽が見られます。しかし、ある年は夏の増水でほぼすべてが流されました。ある年はシカに食べられて開花まで行けたのは1桁でした。
そんな中で2025年、下流で立派な群落での開花結実ができました。
不思議なことに、ここでもシカの食害が見られますが、上流ほどの被害はありません。

2020年。府中小学校。子どもたちと植えた。

2024年

2024年

この活動が続けられるカギは、種子です。自生地の種子は2025年には増加しましたが、年々、減少しています。最後の砦となっているのが校区に自生地がある豊岡市立府中小学校で栽培されている株からの種子です。
これからも府中小学校の個体群には頑張ってもらう必要があります。2026年には、2020年頃に絶滅したと思っている校区にある養父市の小学校にも栽培をお願いしたいと思っています。

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