元日(New Year’s Day)
新年の幕開けの日。「年のはじめを祝う」国民の祝日です。
1948(昭和23)年7月公布・施行の祝日法によって制定されました。
・元旦
「旦」は「日の出・朝」の意味で、「元旦」とは1月1日の朝を指します。
・初詣
年が明けてから、初めて神社仏閣に参拝することです。
氏神様やその年の恵方に当る方角の社寺にお参りをして、その年の無事と平安を祈ります。「恵方」とは、その年の福徳を司る神「歳徳神[さいとくじん]」の所在する方角のことで、何事をするにも最も良いとされる方角のことです。
昔は大晦日の夜に社寺にお参りして一度家に戻り、元日の朝になって再び参詣していましたが、今では大晦日の夜から出かけて行って、社寺の境内で元旦を迎えるという形も見られます。
・年賀
新年の挨拶を述べる為、親戚や知人、上司、近所の人々等を訪れます。
現在では年賀状でその代りをするようになっています。
・初日の出
・若水
元日の早朝に井戸から水を汲んで神棚に供えます。またその水のことも「若水」と言います。
朝早く、まだ人に会わないうちに汲みに行き、もし人に会っても口をきかないしきたりでした。若水は一年の邪気を除くと信じられ、神に供えた後その水で家族の食事を作ったり、口を漱いだりお茶を立てたりしました。
・若潮,若潮迎え
元日の早朝、潮水を海から汲んで来て神に供えます。
・四方拝
天皇が、午前5時半(昔は寅の刻)に束帯を着て神嘉殿の南座(昔は清涼殿の東庭)に出御し、皇大神宮・豊受大神宮・天神地祇・天地四方・山陵を拝し、宝祚の無窮・天下太平・万民安寧を祈る儀式です。
*(旧)新年
1948(昭和23)年までは「新年」という祝日で、四大節(新年・紀元節・天長節・明治節)の一つとされていました。
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