1月17日(金)、国の文化審議会の審議・議決を経て『因幡・但馬の麒麟獅子舞』が国指定の重要無形民族文化財として文部科学大臣に答申されました。
麒麟獅子舞の文化が長い年月をかけ、少しずつ形を変えながら地域に広がり、地元文化として根付いたことが評価されたとのことです。
麒麟獅子舞の起源については、定かではなく、江戸時代の初期、鳥取県鳥取市から始まり、但馬にも伝えられたのではないかと言われています。
現在は、鳥取県東部地域、新温泉町、香美町のみで保存されており本州の他の地域は見ることができません。
麒麟とは、空想上の動物で、大きな口と鼻の穴、目の上に太いまゆ、立った耳、そして金色の一本角とユーモラスな表情をしています。
背中の中央に黒野ビロードを縫い合わせた真っ赤な胴幕を着用し、お囃子のリズムに合わせて舞い踊ります。
9地区の麒麟獅子舞が指定を受けることになった新温泉町内では、新温泉町役場の正面玄関に『宇都野神社の麒麟獅子』、八田コミュニティセンターには『千谷の麒麟獅子』が特別展示されています。
- リンク先
- 但馬の民俗芸能ホームページ