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クサレダマ 増えているのかも?

クサレダマ サクラソウ科

クサレダマとは変な名前です。「くされだま」と聞くと「腐れ玉」だと思います。正しくは「草レダマ」です。レダマというのはマメ科の園芸植物です。レダマは木で、クサレダマは草です。花が似ているから草のレダマなんだそうです。花で似ているのは、花の色が黄色で大きさが近いところです。花の形は似ているようには見えません。イオウソウ(硫黄草)という名前もあります。花がたくさんつくと黄色がよく目立ちます。
 近畿地方では、和歌山県を除く府県で絶滅危惧種に指定されています。兵庫県ではBランクになっています。
 豊岡では、花は6月中旬後に咲きますが、但馬高原植物園では、7月中旬頃に見ることができます。今、但馬で確実にクサレダマが見られるのは但馬高原植物館だけです。

クサレダマを豊岡で初めて見たのは、県立コウノトリの郷公園の工事が始まる頃です。郷公園の飼育ゾーンの中を流れる川の側に生えていました。しばらくして数km離れた谷でも見つけました。この2カ所からは5年で程で姿を消しました。どちらも耕作されなくなった田んぼの近くに生えていました。耕作が中止されると同時に周囲の草刈りもされなくなりススキやネザサが繁りだしました。競争に負けたクサレダマは姿を消したのでした。同時に隣接する水田の中のミズオトギリも道沿いのニワフジなども姿を消しました。似たような立地でも同様なことが起きていて、どこに行ってもクサレダマは見つかりませんでした。クサレダマは豊岡から姿を消したのかと心配になりました。

5年ばかり前に山野草に詳しい方に尋ねるとうちの田んぼの法面に残してあると言われました。また、同じ頃、野鳥に詳しい大先輩から庭の植物の名前を見てほしいと頼まれました。中に背の低いクサレダマがありました。たくさん生えていたので、三川山の日高側のふもとから持ち帰ったということでした。以後、そこに行っているが見られなくなったとも話されました。昨年まで、豊岡市で確認されていたクサレダマはこれだけです。人が関わらないとダメな状況にあるのかなと思いました。

ところが、昨年、通勤途上で見つけてしまいました。非常に車通りの多い道の側溝に大きな株に花がたくさん咲いていました。見事でした。休みに日にじっくり見てみました。ガマ、セイタカアワダチソウ、ミゾソバなどの中に8株ほどありました。

気づいたのは私だけではなかったようです。まずは、ガマが少しずつ姿を消しました。ガマの穂が目立っていたので、生け花系の方が持ち帰られたのでしょうか? ガマが減る中で花の付いたクサレダマも消えていきました。最初に咲いた2株は、花が終わって実が付いていてそれは最後まで無事でした。
 さて、このクサレダマはどこから来たのでしょうか? 側溝ですから上流に決まっています。そこで上流を調べてみました。見つかりませんでした。京都府では、「2002年版レッドデータブックで絶滅寸前種としていたが、丹後地域で増加する傾向が認められるので、ランクを下げた。」としています。「休耕田の増加や、シカの忌避植物であるため増加していると見られる。」のだそうです。今年も頑張って探したいと思います。
 北海道に行って驚きました。クサレダマ、どこにでもあります。さすが北方系の植物です。旅行の始めに見つけてわくわくしたのが、すぐに「なんだ」になってしまいました。

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