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ママコノシリヌグイ 気の毒な名前の植物

なんともすごい名前の植物です。といっても今はぴんと来ない人が多くなったと思います。「ままこ」という言葉の意味の分からない人がたくさんいますし、「ままこ」が「継子」と読める人はもっと少ないと思います。「尻ぬぐい」となると、トイレットペーパーしかしらない世代には、「何のこと?」だと思います。

自分の子で、血のつながりのない子のお尻をこの植物で拭くというのです。写真で分かるようにトゲだらけの植物です。手で触っても痛いものです。これでお尻を拭いたりしたら大変なことになります。

標準和名がこれですから、方言にもすごいのがあるかと思い、『日本植物方言集成』八坂書房を見てみました。24個載っていましたが、あかのまま、いらくさ、かなもぐら、こんぺーとーばな、とげそば、はりそば、はちそば、もぐらぐさなどでした。中には、かえるのはなとーし、びっきのつらかき、ねこんのつらかきのようなのもありますが、標準和名が最も意地悪なもののようです。別の本では、アイヌ語では、ブンケレキナ(我々を引っ掻く草)と呼ぶと書かれていました。

ママコノシリヌグイは、湿った原野や林縁など水辺の近くに生えるといわれていますが、但馬では、海岸でよく見かけます。特にこぶし大の石がごろごろしている海岸に多いように思います。

茎や葉に逆向きのトゲがあって、他の植物に寄りかかるようにして大きくなるツル植物です。似た植物にミゾソバやサデクサやアキノウナギツカミなどがありますが、とりわけイシミカワは似ています。イシミカワも水辺に多いですが、河川敷でよく見かけます。

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