たじまのしぜん

ヒメボタル

森の小さなイルミネーション

6月後半にかけて、山間部の川べりではゲンジボタルが美しく光る季節です。水田周辺では少し弱く小さく光るヘイケボタルも同じ時期に発生します。7月に入ると、森の中に小さなイルミネーションのようにチカチカ光るホタルが登場します。ヒメボタルです。

ゲンジやヘイケの幼虫が水性の貝を餌にしているのに対し、ヒメボタルの幼虫はカタツムリなどの陸生の貝を餌にしています。したがって、夜間の水辺で観察されるゲンジやヘイケと違って、ヒメボタルは山間部の森の中で観察されるのです。

ゲンジとヘイケが長い周期で明滅を繰り返すのに対し、ヒメボタルはとても短い周期で、まさにチカチカといった感じで、明滅を繰り返します。光跡を写真に撮ると、ゲンジやヘイケは筋状の光が写りますが、ヒメボタルは点列の光となります。

メスは翅が退化していて飛ぶことができず、オスはじっとして待っているメスを求めてピカピカ光りながら飛び回ります。日が落ちてから1時間くらいが活動のピークです。メスが飛べないヒメボタルの分布域は限定的です。但馬では神社のスギ林の林床などに見られます。ゲンジやヘイケのように人目につく場所に出ないので、人知れず暮らしている個体群が但馬には意外に多く残っているのかもしれません。今後、但馬地域のヒメボタルの生息状況の調査を本格的にやってみたいです。

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