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ウラギンヒョウモン

ヒョウモンチョウの仲間は明るい褐色の翅の表側に黒い斑点、ヒョウのような模様を持つのが特徴です。但馬の山地には数種類のヒョウモンチョウが生息していますが、近年少しずつ数が減少してきています。その中で、山地草原でよく目立つのがこのウラギンヒョウモンです。ヒョウモンチョウの仲間の食草はスミレ類なので、深い森には住めません。草原や林縁を主な生息場所にしています。成虫は6月下旬頃からノアザミやトラノオなどの花によくやってきます。暑い真夏には一時姿を消し、少し涼しくなる9月以降、ヒヨドリバナやフジバカマなどでよく見かけるようになります。

他のヒョウモンチョウ仲間の翅の裏側は、ぼんやりとした模様や線が目立つ中で、ウラギンヒョウモンは、翅の裏側にも、はっきりとした銀色の斑点があります。但馬にはよく似たオオウラギンヒョウモンという種もいたのですが、これは兵庫県からは絶滅、日本全土でも絶滅寸前の種になっています。ヒョウモンチョウが減少する原因には草原の管理の変化があげられていますが、よく分からない部分もあります。しかし、近年のシカの増加は確実に追い打ちをかけています。このような中で唯一増えているのがツマグロヒョウモン。幼虫はシカが来ない民家の庭先のパンジーやビオラを好んで食べ、身近な場所でよく見かけます。  (文・写真 上田 尚志)

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