大駱駝艦・田村一行舞踏公演『叫び哭きて香を唄ふ』

海の彼方から吹く風が、常世(とこよ)の匂いを運んでくる
あなたが持ち帰った良き香り
会う人求め、時を定めず、今も但馬(たじま)を彷徨(さまよ)っている
名はかをる　田道間守(たじまもり)　田道間守(たじまもり)
生まれ驚く赤子のように叫(おら)び哭(な)き
空をなくした鳥のように自(みずか)ら死(まか)れり
その香りに触れる度、残された者は物語を口にする
親から子へ　子からまたその子へと
届けたかった旅の思いを、弔いの唄で永遠とする

豊岡発の新作舞踏公演再び！

舞踏とは、1950年代に日本で生まれた踊りの一つです。 大駱駝艦は1972年、麿赤兒によって旗揚げされ、以来“舞踏界”を牽引してきました。白塗り・剃髪・裸体などの外見的な特徴がインパクトを与えますが、その根本にある、個人ならではの肉体と向き合う方法や、根源的な背景へアプローチしていくという考え方は、広く芸術の世界に通低し、幅広いジャンルの人々に影響を与え続けてきました。世界各国から注目される、日本を代表する舞台芸術の一つです。
『叫び哭きて香を唄ふ』は、舞踏が持つ“そこに在る身体こそが表現”という自由な発想から生じる形と、地域資源や気候、そしてこの地に暮らす市民の日常の中に生まれる舞踏の要素によって織りなす地域発のオリジナル舞踏作品です。

■料金
一般　１，５００円、高校生以下無料（要整理券）
＊託児サービス有。2019年１月24日までに市民プラザまでお問合せください。

※チケット予約フォーム