伝統種子の継承と地域連携による里地里山保全
令和6年6月に日本農業遺産への認定申請を行った「岩津ねぎを核とした資源循環型農業システム」について、令和7年1月24日に農林水産省による結果の発表があり、日本農業遺産に認定されました。
日本農業遺産は、日本において、重要かつ伝統的な農林水産業が営まれ、固有の農文化や農業生物多様性が育まれている地域(農林水産業システム)であり、日本農業遺産の認定基準に基づき、農林水産大臣により認定されます。
■概要
・江戸時代後期に生野鉱山従事者の冬期の食料確保のため、九条系ねぎが栽培されたことが始まり
・時代に適応した品種改良を行うとともに、生産組合が原種及び配布用種子を生産している
・但馬牛の堆肥や稲わら、籾殻などの施用など地域資源を活用した循環型農業を実践している
・病害虫のまん延防止のため、団地化を避けた栽培が行われている(パッチワーク状に栽培)
・ウスバシロチョウに代表される多種多様なチョウ類やオオサンショウウオ・コウノトリなど生物多様性の保全へとつながっている
- 情報提供元
- 朝来市
- 連絡先
- 朝来市産業振興部農林振興課農業振興係
TEL/079-672-2774
FAX/079-672-3220