(公財)但馬ふるさとづくり協会では、検定合格や個人戦・チーム戦の上位入賞をめざして検定対策に取り組まれている方に向けて、毎週金曜日、但馬検定のコラムを連載しています。
昨年の問題を例に、問題を解くポイントや出題されやすい傾向を盛り込んでお届けしますので、ぜひご活用ください。
【今週の問題・上級】
6世紀後半から7世紀中頃にかけて、大型古墳が連続してつくられた大薮古墳群には、但馬最大の政治的権力者が埋葬されていると考えられていますが、その古墳群の1つで、但馬最大の横穴式石室を有する古墳は、次のうちどれでしょうか。
(a) 楯縫古墳
(b) 塚山古墳
(c) 堀畑1号墳
(d) 禁裡塚古墳
※正解は、記事の最後にあります。
出題のここがポイント!
◎「但馬最大の横穴式石室」がキーワード。7/24のコラムでお届けした出題ポイントです。
◎今回の出題は、「大薮古墳群」の解説の中に出てくる古墳に着目した問題なので、正解率が低かったのかもしれません。
検定対策のここがポイント!
◎但馬検定では、重点的に出題する分野を設定していません。
◎このため、「ザ・たじま」に記載されている各分野から幅広く出題されます。
◎「古墳・遺跡」分野は、前回の結果をみると、馴染みの薄い分野なのか、比較的正解率の低い分野の1つです。
◎「古墳・遺跡」分野からも、7~9問程度出題されています。
→この分野が苦手だと、1級合格のハードルが上がります。苦手分野を作らないよう幅広く取り組むことをおススメします。
但馬検定公式ウェブサイトはこちら⇒(「ザ・たじま」)
但馬検定開催概要はこちら⇒(「ザ・たじま」)
正解(d) 正解率41.7%
国指定重要文化財「戊辰年銘大刀」が出土し、その銘文入り鉄刀にちなんで、養父市のつるぎが丘公園として整備されている古墳群は、次のうちどれでしょうか。
(a)箕谷古墳群
(b)八幡山古墳群
(c)大薮古墳群
(d)二見谷古墳群
出題のここがポイント!
◎古墳・遺跡と出土品を組み合わせた問題は、よく出題されています。
◎特に国の重要文化財に指定されているものや、「~で最古」などといわれるものについては、押さえておきましょう。
正解(a) 正解率72.4%