但馬地域の令和元年度(令和元年12月~令和2年3月)のスキー客入込数は、前年度に比べて239,900人の減少(59.6%減)で、162,700人となった。
今年度は、記録的な暖冬で人工雪などの一部のゲレンデを除き2月以降にようやくオープン出来たという状況であり、営業日数が大幅に減ったことに加え、予定されていた大会やイベントが雪不足のため中止になるなど、同じく暖冬で入込みが大きく落ち込んだ平成27年度の318,300人を下回り、昭和60年度以降では一番少ない入込みとなった。
なお、スキー場周辺の宿泊者数は、35,300人で前年度に比べ18,800人減(34.8%減)となった。
■月別の入込状況(単位:人)
区分 |
H26 |
H27 |
H28 |
H29 |
H30 |
R1 |
対前年度
増 減 比 |
11月 |
3,900 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
― |
12月 |
74,700 |
21,200 |
30,400 |
48,600 |
33,000 |
14,900 |
55.0%減 |
1月 |
232,100 |
92,100 |
151,400 |
172,900 |
161,200 |
28,100 |
82.6%減 |
2月 |
233,900 |
178,400 |
188,700 |
202,200 |
183,100 |
110,900 |
39.4%減 |
3月 |
91,500 |
26,600 |
97,200 |
69,000 |
25,300 |
8,800 |
65.2%減 |
4月 |
2,300 |
0 |
5,500 |
500 |
0 |
0 |
― |
合計 |
638,400 |
318,300 |
473,200 |
493,200 |
402,600 |
162,700 |
59.6%減 |
■スキー場別の状況
(1)神鍋高原(豊岡市日高町)
人工雪ゲレンデ以外は、2月7日オープンと大幅に遅れ、入込数は前年度と比べて74.1%減少し、23,100人となった。
(2)若杉高原(養父市大屋町)
営業日数がわずか10日間と、営業日数の減少がそのまま入込減に繋がり、入込数は前年度と比べ86.3%減少し、3,300人となった。
(3)ハチ高原ほか(養父市関宮町)
ハチ高原スキー場では、12月、1月の滑走可能コースが人工造雪によるコースに限られたことや2月も引き続き暖冬傾向が続いたため全面滑走が可能であった日数が少なかったことで、入込数は大幅に減少した。また、ハチ高原を除くスキー場では2月上旬オープン、2月下旬クローズと営業日数の大幅な減少となり、地域全体の入込数は前年度に比べ、52.5%減少し、51,300人となった。
(4)ハチ北高原ほか(香美町村岡区)
養父市関宮町地域と同様、12月、1月は人工造雪によるコースをもつハチ北高原スキー場の営業のみで、2月も引き続き暖冬傾向が続いたため、ゲレンデを維持することが難しく、地域全体の入込数は、前年度と比べ、45.3%減少し、74,600人となった。
(5)おじろほか(香美町小代区)
おじろスキー場では、営業日数がわずか20日間と、営業日数の減少がそのまま入込減に繋がったこと、またミカタスノーパークでは、今期の営業を休止したことで、地域全体の入込数は前年度に比べて77.4%減少し、10,000人となった。
(6)但馬牧場公園(新温泉町)
営業日数はわずか7日間と、営業日数の減少がそのまま入込減に繋がり、入込数は前年度と比べ42.9%減少し、400人となった。
※市町別・年度別入込数の推移は以下の資料を参照してください。
■関連資料
令和元年度但馬地域スキー客入込状況(スキー場別一覧)(PDF)
- 情報提供元
- 兵庫県
- 連絡先
- 但馬県民局地域政策室地域づくり課産業観光担当
TEL/0796-26-3685