近年頻発する農作物や森林植生などへの獣害を軽減し、野生動物との共生や森林環境の保全に資することを目的として、行政区などが実施する森林への緩衝帯（バッファーゾーン）整備を支援します。

■対象森林
　補助対象となる森林は、森林法（昭和26年法律第249号）第2条第1項に規定する森林（注）のうち、森林管理に関する契約、協定および覚書等を締結していない森林で、次の全てに該当する森林です。
　・野生動物による農作物などへの被害が発生している地域の農地、住宅などに隣接する森林
　・林縁から山頂方向に概ね30m以内の森林
　・兵庫県の災害に強い森づくり事業（県営）実施要領に定める基本計画調査および整備造成の区域面積から成る事業区域面積に満たない0.1ha以上の森林　　
　注：森林とは、木竹が集団して生育している土地およびその土地の上にある立木竹、木竹の集団的な生育に供される土地を指します。
　ただし、主として農地または住宅地若しくはこれに準ずる土地として使用される土地およびこれらの上にある立木竹を除きます。

※森林ではない土地の例（ただし書きの例）
　・農地：耕作によるリンゴ畑などの果樹
　・住宅地などとして使用される土地：公園や公共施設、工場などの敷地にある樹木
　・神社仏閣の境内地および参道、墓地の敷地にある樹木

■対象経費
　次に掲げる経費を対象とします。ただし、原則として業者による施工に要する経費とします。
　・下刈り、つる切り、立木や枯損木の伐採、侵入竹の伐採、広葉樹などの植栽、枝打ち、玉切り、後片付けを含む伐採木などの林内整理を含む森林整備に要する経費
　・測量に要する経費
　・送配電線施設に設置する絶縁用防護具の取付けおよび撤去などに要する経費
　・その他市長が必要と認める経費

■対象者
　行政区など

■補助金などの額
　・予算の範囲内で整備面積1haにつき上限額を700,000円とします。ただし、補助対象となる実行経費が整備面積1haにつき700,000円未満の場合は、その額を補助金額とします。
　・補助金額の算出根拠となる整備面積（ha）の値は、小数点第3位を切り捨てます。
　・1,000円未満は切捨てです。

■申請前の事前相談
　申請前に事前相談をお願いします。
　次の書類を準備のうえ、区長または区長が委任した方が農林水産課窓口にお越しください。
　・森林整備の事業内容
　・森林の現況写真
　・森林整備を実施する位置図

■交付申請に添付する書類
　・見積書および工程管理表（施工期間・施工内容・各整備面積が明記されたもの）
　・整備地ごとの地番一覧
　・10,000分の1程度の位置図
　・整備地ごとの5,000分の1程度の平面図
　・整備地ごとの現況写真
　・誓約書
　・その他市長が必要と認める書類

■交付申請の期限
　１２月２７日（金曜日）

■実績報告書に添付する書類
　・請求書および支払明細書の写し
　・支払いが確認できる書類
　・各整備面積（小数点第3位まで）が明記された書類
　・整備地ごとの完成写真（実施前と実施後が比較できるもの）
　・その他市長が必要と認める書類

■その他注意事項
　・この補助金の交付決定を受けた者は、同一年度内において交付申請をすることはできません。
　・国または県において他の森林整備事業を利用できる場合は、当該事業の利用を優先してください。市よりご案内する場合があります。
　・詳しい内容は、下部窓口にお問い合わせてください。

　＞＞2024年度_獣害対策緩衝帯森林整備事業補助金（PDF）