■糸井地域で、朝日区の地域活性化を支援
朝来市は兵庫県の北中部にあり、4つの町が合併して2005年に誕生しました。その昔は村や町が古くから形作られており、現在はその単位で「地域自治協議会」が設立しています。その協議会が中心となって、新しく広い市域でも、それぞれの特徴や地域性を生かしたまちづくりが進められています。
その中の一つである糸井地域は市の北端に位置し、養父市や豊岡市と接する自然豊かな地域です。床尾山から流れ出る糸井川が円山川に流れ込み、古来より豊かな農地が育まれてきました。そのような糸井地域の中の一番北側に「朝日」という地区があります。
くるくると山道を登り、道なりに進むと出石、左折すると養父、そんな交通の結節点が朝日地区です。「朝日が一番早く当たるところ」から名づけられたと伝えられています。天に近く、天の恵みがとても多い場所です。かつては交通の要衝として賑わい、大正時代の統計では50世帯250人を超える方々が生活を送られていました。ですが時代の流れとともに、現在は10世帯、20名程度の集落になっています。
このたび、朝日区をはじめとする15区で構成する糸井地域自治協議会で、朝日区の空き家などを利用し、もの作りやカフェ、自然での暮らしを体験できるゲストハウスなど半農半Xの暮しをしていく方を、地域おこし協力隊として募集します。
興味のある方は、ぜひ一度、自然豊かな森がある朝日村に見学に来てください。普段の生活では見えないもの、聴こえないもの、気づかないものを感じていただけると思います。
■生野の古き良き鉱山町で、空き家を活用した賑わい創出
兵庫県は南に瀬戸内、北には日本海に接する数少ない県です。県の中腹には中国山地がそびえ、その東端がある「まち」が朝来市生野町です。南向きに流れる市川と、北向きに流れる円山川の源流があり、渓流やダムの景観が山の緑と調和して、一年中美しい自然を体感できます。
ですが、この「まち」を有名にしているのはこの素晴らしい自然環境だけではなく、古の昔から豊富な銀や金、各種鉱石を産出してきたことではないでしょうか。
平安時代より始まったとされる鉱山の歴史ですが、本格的な採掘がはじまったのは戦国時代だと言われています。織田信長や豊臣秀吉、そして徳川家康など時の権力者たちは、重要な財源としてこの地を手中に収めるため争い、直轄領としてきました。江戸年間は代官所がおかれ、明治時代になってからも引き続き政府直轄運営鉱山として「まち」は隆盛を誇りました。
1973年、今から46年前に鉱石の埋蔵量も底をつき、数百年産出し続けた大鉱山も閉山を迎えます。賑やかだったまちも少しずつ寂しくなっていき、現在では空き家も目立つようになりました。
鉱山町としての趣きを残すこのまちで、景観を守り、空き家を活用して定住していただける方を「地域おこし協力隊」として募集します。
募集の内容と地域のことをしっかり理解していただいてから応募してもらいたいので、エントリーをしていただいた方と事前に面談をしています。ページ下段のエントリーシートをダウンロードいただき、ご記入の上メールで送付ください。
お話だけでも結構です。興味のある方は、ぜひエントリーをお願いします。
■朝来市地域おこし協力隊応募方法
・糸井地域募集要項(PDF)
・いくの地域募集要項(PDF)
・エントリーシート(WORD)
- 情報提供元
- 朝来市
- 連絡先
- 朝来市まちづくり協働部市民協働課
TEL/079-672-3065