兵庫県内には優良な古民家が数多く存在しますが、その価値を認識されないまま解体されていくケースが多くなっています。
兵庫県では、既存ストックの有効活用、伝統的木造建築技術やまちなみ景観の維持・継承を目的として、地域の大工・建築士等による古民家再生を支援する「古民家再生促進支援事業」を実施します。
令和元年度分の応募を受付中です。
■対象となる古民家
次に掲げる要件に該当する住宅又は歴史的建築物
1.築50年以上経過しているもの
2.次に掲げる要件に該当する伝統的木造建築技術により建築されたもの
・軸組構法で造られたもの
・接合金物に頼らない伝統的な継ぎ手及び仕口を用いたもの
・筋かい等の斜材を多用せず、貫を用いたもの
・主要な壁は土塗り壁等の湿式工法を用いたもの
・屋根は和瓦又は茅葺き等伝統的素材を用いたもの
※歴史的建築物
次に掲げる要件のいずれかに該当する住宅
・景観法(平成16年法律第110号)に基づく景観重要建造物
・県又は市町の景観条例等に基づく景観形成重要建造物等
・文化財保護法(昭和25年法律第214号)に基づく指定文化財又は登録文化財
・重要伝統的建造物群保存地区内の伝統的建造物
・ひょうごの近代住宅100選に選定された建築物
■建物調査・再生提案
1.専門家派遣による建物調査とアドバイス
古民家所有者からの申請により、専門家を派遣して建物の調査を行い、修繕・再生の可能性、維持管理方法などをアドバイスします。
2.専門家派遣による再生提案の実施
建物調査を実施した古民家のうち、特に再生を推奨するものについて、古民家所有者からの申請により、専門家を派遣して所有者の意向等を勘案した再生手法を提案します。
3.費用負担
建物調査・再生提案については、古民家所有者の費用負担はありません。
申込み・問い合わせ
公益財団法人兵庫県住宅建築総合センター
ひょうご住まいサポートセンター
TEL:078-360-2536
ホームページ:http://support.hyogo-jkc.or.jp/
※令和元年度の古民家再生促進支援事業の受付を4月22日(月曜日)より開始していますが、建物調査については予定件数に達したため受付を終了しました。
なお、建物調査を経た再生提案実施申請は引き続き受付しています。
■改修工事費助成
上記の再生提案や自主的に再生提案を行った古民家のうち、地域活動や交流の拠点、宿泊体験施設、店舗等地域の賑わいや活性化に資する施設(地域交流施設等)や賃貸住宅(歴史的景観形成地区等に存するものに限る)として再生するものについて、改修工事費助成を行います。
1.条件(以下の条件を全て満たすことが必要です。)
1)改修後に一定の耐震性を確保すること(確保すべき耐震性については、関連資料のメニュー内の【実施要領】をご確認ください。)
2)改修後10年間以上、地域交流施設等として活用し、事業完了の翌年度と翌年度から3年ごとに活用状況について報告すること
3)古民家の存する市町からも改修工事費助成を受けること。
2.申込み・問い合わせ
兵庫県住宅建築局住宅政策課住宅政策班
TEL:078-341-7711(内線4889)
■関連資料
募集チラシ(PDF)
2019年度県土整備部補助金交付要綱(古民家関連抜粋)(PDF)
実施要領(PDF)
要綱様式(様式第1号~第3号)(EXCEL)
要領様式(様式第1号~第9号)(WORD)
- 情報提供元
- 兵庫県
- 連絡先
- 兵庫県県土整備部住宅建築局住宅政策課 住宅政策班
TEL/078-341-7711 内線:4889
FAX/078-362-9458
MAIL/jutakuseisaku@pref.hyogo.lg.jp