兵庫県のほぼ中央部に位置する養父市(大屋町)、朝来市(生野町、朝来町)は、昔から鉱山という共通の歴史を持つまちです。
朝来市の神子畑(みこばた)鉱山、養父市大屋町の明延(あけのべ)鉱山とともに、鉱床という位置づけの中で、大きくは生野鉱山として一体的な事業運営が行われ、鉱山産業によって地域が形成されてきました。
しかし、これらの鉱山は、昭和48年には生野が閉山し、最後まで産出を続けていた明延、神子畑も昭和62年にそれぞれ閉山しました。昭和35年には3町ともに1万人の人口を有していましたが、閉山とともに人口が減少し、平成12年の国勢調査では生野町5,077人、朝来町7,546人、養父市(大屋町)4,785人となり、地域の活力は低下せざるを得ませんでした。
確かに、人口が減少し、往時の活力はなくなっていますが、この生野、神子畑、明延は明治初期より、政府による大規模で先端的な鉱山開発が行われた地域で、まさに日本の近代化を支えてきた産業遺構が多数所在する地域でもあります。
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朝来市