ヒラメ

執筆 コウノトリ市民研究所   掲載 2018年02月28日 12時42分   カテゴリ たじまのしぜん » どうぶつ

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ヒラメ   カレイ目 ヒラメ科

 1枚目の写真にはヒラメが隠れています。判るでしょうか。尾鰭だけは隠れずに出ています。この尾鰭が出ていなければ、私も気付かずに通り過ぎていました。隠れ切っていなかったのでカメラに収めることができたのです。よく見ると、手前の方には眼もみえます。
 ヒラメはほとんどの人が知っている海水魚です。ただ、生きている姿を見る機会はそんなに多くはないでしょう。他のカレイの仲間と同じく、砂底に生息しています。体の色や模様も砂と同じです。肉食性で小魚などを食べています。カレイの仲間では口が大きく、歯も鋭いです。





 近づいてきた私を警戒したのか、泳ぎ出て行きました。昼間は砂底に潜っている事が多いです。これらの写真は竹野海岸で撮影しました。あまり深くない、2メートルより浅い場所です。


 この写真は川の生きもの調査で採集した時のものです。体長10センチほどの若い個体です。「川にヒラメ?」と思われるかもしれませんが、塩分があれば川の下流域などにのぼってきます。円山川では河口から数キロ上流にのぼってくることもあるようです。
 
写真・文 コウノトリ市民研究所 北垣 和也

セツブンソウ探索 空振り

執筆 菅村定昌   掲載 2018年02月22日 12時35分   カテゴリ たじまのしぜん » しょくぶつ

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セツブンソウ キンポウゲ科



 全国各地でセツブンソウ祭りが行われています。
 近隣だと丹波市の青垣町が有名です。2月11日の「江古花園 節分草まつり」に始まり「遠阪セツブン草祭り」「森のせつぶん草まつり」と続きます。但馬でも是非ともセツブンソウまつりをしてほしいと思います。





 それには当たり前ですがセツブンソウが欠かせません。青垣町といえば但馬に隣接しています。朝来市にセツブンソウがあってもおかしくありません。調べてみると一つだけ記録がありました。発見された方も分かりました。これまでに何度もお世話になっている大先輩です。


クリ園


墓地

 尋ねてみました。もう二十数年前なので記憶が曖昧ということでしたがピンポイントではないものの生育地を教えていただくことができました。開花時期を待って行ってきました。少し時期が早い気もしますが花がなくても葉があれば分かります。青垣では、クリ園にたくさんあります。墓地にあります。神社の裏山にあります。青垣のセツブンソウは人が関わるところに残っています。大切にされてきた歴史があるのでしょう。


この地もシカやイノシシの影響が強い

 今回、谷の最奥まで行って下ってきました。ありそうな場所を見つけては探しました。期待むなしく発見には至りませんでした。また行こうと思います。

 これまでも様々な植物で昔の記録をもとに再発見を願って山や野に入っていますが、ほとんどがこんなものです。すでに姿を消しているのかもしれませんが、絶滅とはせずに希望を持って現状不明ということにしています。



 セツブンソウについては、まだ探し始めたばかりです。聞き取りも並行して進めています。なんとか見つけてセツブンソウまつりを実現したいなと思います。

 今回のセツブンソウの写真は全て青垣のものです。但馬の生育地もこんな風になることを願います。

越冬コハクチョウ3羽

執筆 コウノトリ市民研究所   掲載 2018年02月14日 11時22分   カテゴリ たじまのしぜん

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昨年末の12月28日に、伊豆地区の冬季堪水田に6羽のコハクチョウを飛来確認したのが、私のこの冬の初認記録でした。その翌日には別の7羽のグループが六方田んぼで目撃されましたが、いずれのグループも西の越冬地へ移動したようで、継続観察には至りませんでした。

年が明けた1月15日に六方田んぼに8羽のコハクチョウが飛来。その2日後から3羽のコハクチョウが同じエリアで見られるようになりました。観察の結果、3羽のうち2羽はカップルかファミリーで、残り1羽ははぐれ個体のようです。


六方田んぼの新田小学校に近い冬期堪水田が3羽のコハクチョウの常駐場所で、最初は距離を置いていた2羽と1羽も、次第に仲良く共に行動するようになりました。


この3羽の確認から1ヶ月が経ちます。この先、よほどの大雪にならない限り、このまま冬が終わるまでこの場所で生活を続けるものと思われます。今年の豊岡盆地のコハクチョウの越冬記録は、この3羽ということになりそうです。

福井から石川にかけての大雪で、北陸地方で越冬していたと思われるマガンの群れが豊岡盆地に南下してきています。餌に困った北陸地方の越冬コハクチョウも、ひょっとすると今後豊岡に飛来するかもしれません。また2月の終わりには、島根県で越冬していたコハクチョウの北帰行グループが、豊岡盆地に立ち寄ることがあります。豊岡盆地の冬季堪水田が、コハクチョウやマガンの飛来を促してくれます。どうぞ、残り1ヶ月ほどの冬を豊岡で過ごすコハクチョウを、少し離れた場所から静かに観察してみてはいかがでしょうか。

写真・文 コウノトリ市民研究所 高橋 信

ウツボホコリ

執筆 稲葉一明   掲載 2018年02月03日 17時00分   カテゴリ たじまのしぜん » そのほか

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ウツボホコリ Arcyria denudata
変形菌綱,ケホコリカビ目(Trichiida ),ウツボホコリ科,ウツボホコリ属
  靫埃



ウツボホコリ、変形菌の一種である。
和名のウツボ(靫)は、魚のウツボ(靭)ではなく、矢を入れて背に負う細長い入れ物のことで、形から連想されたもののようだ。



未熟時のソーセージのような形の子嚢のなかで圧縮されていた細網体が、成熟とともに先の方から伸びだして、胞子を飛ばし、やがて細網体がたわしの塊のような感じになる。若い子嚢は赤褐色が強く、老熟とともにくすんだ褐色となるが、色の変異は広い。子嚢の伸びる方向は上下斜め関係無いようである。


子実体の形成に失敗したものが見られる。

 



胞子につられるのか、小さな甲虫、陸生巻貝、ダニの仲間がよく見られる。






 




こちらは、同じ変形菌で別種のおそらくツヤエリホコリの子実体と混在して発生している。にぎやかな小さな世界。




ウツボホコリは変形菌のなかでもよく見られる種のようで、世界に広く分布する普通種。但馬においても普通種だと思う。
春から秋、朽ち木などに群生。子嚢は6伉度まで。
よく似たものにコウツボホコリ、キウツボホコリなどが知られている。

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