キビタキ

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執筆 コウノトリ市民研究所   掲載 2018年06月13日 12時19分   カテゴリ たじまのしぜん » どうぶつ


ヒタキ科のキビタキは、いまや里山を代表する夏鳥になりました。集落周辺の少し暗い林の中からピッコロ・ピッコロ♪とよく通る鳴き声を耳にします。今回の記事を書くにあたり本ブログの過去記事を検索してみると、ちょうど10年前の今頃にキビタキのことを書いていました。


10年前と比べて、但馬のキビタキ生息数は大きく増加したことに気づきます。10年前はまだ少し珍しさの残る鳥で、キビタキを撮影するのはそう簡単なことではありませんでした。それが、今ではどこにでも当たり前に見られる鳥になっています。


後ろから見るとこんな感じです。黒い翼に縁どられた上尾筒のビビッドな黄色が目に飛び込みます。翼の白い大きな斑もよく目立ちます。


これはキビタキのメスです。美しいオスとはうって変わって、地味で目立たない羽根色です。オスが瑠璃色のオオルリのメスはキビタキのメスととてもよく似ていて、識別に悩むことがあります。

さて、ではここ10年ほどでキビタキが一気に増えた理由は何でしょう?
同じように増えてきた夏鳥にサンコウチョウがいます。キビタキとサンコウチョウにはある共通点があります。どちらも暗い林を生息場所にしています。里山の雑木林やスギ・ヒノキ植林が人の管理を受けずに放置されると、林はどんどん暗くなってゆきます。そんな暗く枝が込み入った林の自然環境を、キビタキやサンコウチョウが喜んだのです。

変わってゆく自然環境をとかくネガティブにとらえがちなのは人間の方ですが、変わったことを歓迎する別の生きものがいる。身近な鳥になったキビタキの声を聞きながら、そんなことを考えています。

写真・文 コウノトリ市民研究所 高橋 信

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