ニシノヤマタイミンガサ

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執筆 菅村定昌   掲載 2017年08月23日 22時05分   カテゴリ たじまのしぜん » しょくぶつ

ニシノヤマタンミンガサ キク科



 これは兵庫県では大変に珍しい植物です。
 『兵庫県版レッドデータブック2010』には、県内分布に「但馬、東播、丹波」、特記事項に「県内では1カ所で知られている。」と書かれています。かつては何カ所かで知られていたものの1カ所しか残っていないということです。


これはタイミンガサ。タイミンガサによく似たヤマタイミンガサという植物があって、その西日本タイプのようなのがニシノヤマタイミンガサ。タイミンガサは但馬にはたくさんあったがシカに好まれて激減している。お隣の京都府には少なく絶滅危惧種の指定を受けている。


ニシノヤマタイミンガサ。準不嗜好性種。今年はシカの食害が低減しているようで7月末でも多くが残っていた。

 依頼を受けて2か所を見に行きました。一か所目は過去の記録がある場所です。広い範囲を示す地名だけなので、無理だろうなと思いながら最も自然度の高い谷を中心に探しました。やはり見つけることができませんでした。もう一か所は、京都の方が林道を車で走っていて見つけられたという場所です。写真と印のついた地図を送っていただいていたので楽勝と思って見に行きました。車から見えると思って何度も印の周辺を探しましたが何もありませんでした。


こちらの群落は食害がひどく8〜9割方食べられていた。

 なんかもう今すぐにでも絶滅しそうな感じですが大丈夫です。実は、ニシノヤマタンミンガサは、シカが好んで食べようとはしない植物の一つなので、生育場所は少ないのですが、生育しているところでは数千〜数万株という大群落をつくっています。
 春には食害を受けることが稀で、季節が進んで他の植物が食べられて姿を消すにしたがって食べられるようになり、夏から秋には姿を消すことが多いのだそうです。


大群落。食害はひどくないが開花株はぎりぎり2桁。

 この春に、たくさんある場所を教えていただいて見に行きました。少し苦労しましたが見つけることができました。大群落でした。その周辺を歩き回りました。以前、京都の方が見つけられた場所は、教えていただいた場所から極近いので、そこは特に丁寧に歩きました。すると大群落がありました。前回、車を止めた場所のすぐ上です。あと10mほど登っていたら見つかっていたんですね、惜しかったです。



 見つかるときは見つかるものです。その日は、別の植物を見にすぐ近くの山に行きました。そこでも2群落見つけました。これは新産地になります。さらに、6月に別の山系で1群落を見つけました。但馬にはまだまだたくさんの産地があるようです。



これはテツカエデ。尾根から見るとニシノヤマタイミンガサに見えた。この群落に隣接してニシノヤマタイミンガサがあった。林床を覆うほどの個体数があったのはこの2種のみ。

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